イベルメクチンの効果や副作用は?いつから使えるのか期間を調査!

2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授。
その大村教授が開発したイベルメクチンが、新型コロナウイルスの治療薬の一つとして期待されています。
イベルメクチンが新型コロナウイルスに対しても効果があるとの研究結果が、海外で相次いで発表されています。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ワクチンや治療薬の開発も世界中で進んでいます。
動物実験を経て臨床試験で安全性と有効性を確認する必要があります。
量産体制も考えると、実用化には年単位の時間がかかってしまいます。
既に承認されていて、広く使われてきた医薬品をそのまま使うことができるならどうでしょう。
有効性や安全性の検証はより速やかに行え、より素早く市場投入できる可能性が高まります。
そうしたなか、日本の医薬品『イベルメクチン』に対する期待が高まってきているのです。
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イベルメクチンの誕生はいつ?
【テレビ朝日】5月2日(土)午前5:50、※放送は終了しました、ANNニュース。イベルメクチンが新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待されていることを受けて、大村智記念研究所の花木秀明部長が、患者に投与するなどして1年以内に承認を得たいとコメントしました。https://t.co/0hcxOTRZvV
— 北里大学 (@KitasatoUniv) May 2, 2020
イベルメクチンは、疥癬治療薬として40年前に、北里大学の大村智特別栄誉教授に開発されました。
疥癬治療薬は、糞線虫症(ふんせんちゅうしょう)、フィラリア感染症、および疥癬(かいせん)の口駆虫薬として治療に使われています。
糞線虫症は、糞線虫(ふんせんちゅう)という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、まれにヒトからヒトへうつることがあります。
驚きですね、寄生虫やダニに対する治療薬なのに、新型コロナウイルス感染症にも聞くなんて!
疥癬とはヒゼンダニ(疥癬虫:かいせんちゅう)というたいへん小さなダニが人の皮膚に寄生しておこる、かゆみを伴う皮膚の病気です。
1979年、静岡県伊東市川奈の土壌から採取した放線菌の一種(Streptomyces avermitilis)にアベルメクチンという物質を作り出す能力があるのを発見しました。
アベルメクチンから開発されたイベルメクチンが発展途上国の人々を苦しめていた河川盲目症(オンコセルカ症、ブヨにより感染)という寄生虫感染症にも効果があることがわかり、ヒト用のイベルメクチンが開発されることになります。
糞線虫症は、土壌から幼虫が皮膚を貫通して体の中にはいることでヒトに感染し、十二指腸や小腸上部の粘膜に寄生する糞線虫によっておこる感染症なのです。
最初に、皮膚のかゆみや発赤がおこり、続いて、下痢、腹痛などの軽度の消化器症状などや肺の異常が起こります。
免疫能が低下している場合、治療を行わないと、重症化して死亡することもあるようです。
主に熱帯や亜熱帯で発生しますが、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの先進国でも感染がおこる場合があります。
日本では沖縄・奄美地方が浸淫地となっております。
糞線虫の確定診断は糞便から虫体を証明することによります。
重症例では胃、十二指腸液、喀痰、腹水などから検出されることもあります。
自然治癒はほとんど望めないので臨床症状が軽微であっても、早期に診断しイベルメクチンによる治療を行う必要があります。
さらに、播種性糞線虫症の場合には腸内細菌による敗血症、髄膜炎を併発しますので、強力な抗菌活性を有する抗菌薬の併用と、必要に応じ全身管理を行います。
糞線虫では2回、疥癬では1回服用できます。
一般論としては、孵化していない虫卵に対しては効果がないため、2回服用が好ましいそうです。
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イベルメクチンのコロナウィルスの効果や副作用は?
【コロナに有効?イベルメクチン】https://t.co/AxPArME2G7
ノーベル賞受賞者の北里大学・大村智特別栄誉教授は約40年前に開発した薬が新型コロナに有効であるとの期待を示した。大学側は今後、臨床研究などを本格化させて1年以内に厚生労働省の承認を得たいとしている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 6, 2020
イベルメクチンは、疥癬治療薬として年間、3億人以上に使われています。
アメリカの大学では、コロナウィルス感染症において、イベルメクチン投与後の死亡率は約6分の1にまで低下しているそうです。
オーストラリアの研究グループにより、イベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖抑制に効果があるという研究報告がされました。
イベルメクチンは寄生虫感染症の薬剤ですが、HIV-1(ヒト免疫不全ウイルス)のタンパク質生成を阻害することが確認されています。
インフルエンザウイルスなどのRNAウイルス、狂犬病ウイルスなどのDNAウイルスの増殖を防ぐことが実証されているようです。
イベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖を抑えることができれば、各国の薬事承認の期間を短くできます。
薬のストックも大量にある上に生産ラインもすでに整備され、特許も切れている(大村智氏は特許を放棄した)ことから大きな可能性があることがわかってます。
イベルメクチンの安全性は、妊娠中の使用に関してはっきりとわかっていないものの、システマティックレビュー研究で有害事象の報告はないとされています。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
臨床試験における主な副作用には、めまい、嘔吐、そう痒、下痢、悪心があります。 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少及び血尿など。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
血小板減少..鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。【その他】
吐き気、吐く、下痢
発疹、かゆみ、めまい
肝機能異常、好酸球数増加
- 日本標準商品分類番号 876429
- 承認番号 21400AMY00237000
- 薬価収載 2002年12月
- 販売開始 2002年12月
- 国際誕生 1987年10月
- 効能追加 2006年 8 月
- 再審査結果 2014年 9 月
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イベルメクチンいつから使えるのか期間を調査!
今後、臨床研究などを本格化させて1年以内に厚生労働省の承認を得たいとしています。
新型コロナ感染症には、一刻も早いワクチンと治療薬の開発が待たれています。
イベルメクチンという日本発の治療薬に期待したいところですよね。
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イベルメクチン世界の反応は?
イベルメクチンに期待している声がおおいですね!
イベルメクチン、約20年前から疥癬で使用していたけど、寝たきりの心肺弱ってる方にも、殆ど副作用は見られなかったので、新型コロナへの試験投与の結果が待ち遠しい。本日テレビでもイベルメクチンの事が取り上げられていた。
— SHARRY (@SHARRY0815) May 7, 2020
北里大学の大村教授が開発したイベルメクチン(商品名ストロメクトール)を新型コロナ患者に投与した方が良いのではないだろうか。米国で投与した患者の死亡率が極端に減少した症例多数あり。
アビガンやレムデシビル注射の様な副作用の強い薬剤は慎重に投与すべきだと思う。— stranger (@258pandemicXYZ) May 6, 2020
良し!イベルメクチンの治験が開始されるぞ~!
ウイルスに対し反転攻勢の火蓋が切られたぞ!北里大、イベルメクチン治験へ 抗寄生虫薬、新型コロナに | 2020/5/6 – 共同通信 https://t.co/298ILWCkpe
— SATORU SENBOKUYA (@SEN_ha_ta_ko_ko) May 6, 2020
先程のアクテムラなる薬ですが、ノーベル賞の本庶博士が積極的に使うべきだとしています!更に、イベルメクチンなる薬があるのですが、ノーベル賞の大村博士が有効だとしています!副作用もありますが、命を守るのが一番大事です!何故?これだけの情報があるのに、国民には知らされないのでしょうか?
— シンチャン (@shingo19580312) May 6, 2020
先程のアクテムラなる薬ですが、ノーベル賞の本庶博士が積極的に使うべきだとしています!更に、イベルメクチンなる薬があるのですが、ノーベル賞の大村博士が有効だとしています!副作用もありますが、命を守るのが一番大事です!何故?これだけの情報があるのに、国民には知らされないのでしょうか?
— シンチャン (@shingo19580312) May 6, 2020
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まとめ
イベルメクチンが新型コロナウイルスに対しても効果があるとの研究結果が、相次いで発表されています。
イベルメクチンは、疥癬治療薬として40年前に、北里大学の大村智特別栄誉教授に開発されました。
臨床研究などを本格化させて1年以内に厚生労働省の承認を得たいとしています。